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2018.11.01

美容室開業「居抜き」と「造作価格」とは？？

美容師として独立することを考えると自分の店を用意しなければなりません。

そのときに候補に入れてみると良いのが居抜き物件です。

店舗の用意にかかる負担を小さくできる可能性があるからですが、造作価格にも注意して選ぶことが欠かせません。

☆居抜きって何？

美容院を開業するためには店舗を用意しなければなりません。

その際に店舗物件を借りるのが一般的な方法ですが、必要な空調設備や給排水配管などの設置や椅子や棚などの什器の手配にかなりの費用がかかるでしょう。

閉店することになった場合にもその処分や撤去に巨額の費用がかかります。

その点を考慮して、退居の際に元々のテナントが配管や什器などを残したままにしてオーナーが買い取っているケースが増えてきました。

そして、それらをセットにして新たなテナントを募集しているのが居抜き物件です。

居抜きを選ぶと設備や什器などがある程度整った状態の物件を手に入れることができますが、実際に借りるときには造作価格とは何かも知っておく必要があります。

☆造作価格って何？

居抜き物件では無料で設備や什器を利用できるわけではありません。

あくまで以前のテナントが残したものをオーナーが一度買い取り、それを新テナントに売るという形を取っています。

造作価格とは設備や什器の買い取りにかかる価格であり、居抜き物件を利用するときにはまず間違いなくかかる費用です。

ただ、元々のテナントが利用していた造作を引き取ることになるため、新品のように高くはありません。

中古品としての価格設定が行われていることに加えて、まとめて多くの造作を売買する点も考慮して破格での取り引きができるのが一般的です。

初期費用に大きな影響があるため、居抜き物件を借りるときには賃料だけでなく造作価格にも目を向けておくことが重要になります。

☆造作価格はどうやって決まるの？

造作価格とは居抜き物件によって異なる設備や什器に対してかかる一括購入費用であり、その明確な算定基準があるわけではありません。

退居したテナントの都合で安くオーナーが引き取った場合には、それに見合った形で安くなっていることもあります。

オーナーが値段を引き上げている場合もあるので、造作価格が適正かどうかはよく調べてみなければわかりません。

明確な基準がないことから交渉の余地もあるのが造作価格です。

高いと感じたら自分で相場を調べて交渉すると良いでしょう。

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