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美容室成功のカギ!再来店の確率を分析してみよう!
美容室経営で大切なことは、たくさんの顧客を抱えることです。
新規の顧客へのアプローチはもちろん大切ですが、リピーターをどれだけ増やせるかが安定した経営に大きく影響します。
再来店の確率を上げるためには、働く美容師一人ひとりの意識や顧客に対するホスピタリティを高めることが重要です。
今回は再来店の確率について考えてみましょう。
☆新規顧客のリピート率
新規顧客がどのくらいの確率で再来店しているのか調べてみましょう。
新しく自分に合う美容室を探して来てくれる新規の顧客は、来店して満足すればリピートしてくれる可能性がとても高いです。
再来店率は、リピートしてくれる顧客の数を美容室に来てくれるすべての顧客数で割り、100をかけたもので出せます。
各美容室の平均再来店率は、いつも来てくれる顧客が90日間で70%再来店、新規の顧客なら90日間で30%です。
新規顧客の方がリピート率が低い傾向がありますが、自分の美容室の新規顧客再来店率が平均の30%以下を下回っている場合、
何らかの対策をすぐに取る方がいいでしょう。1回目で来なくなる顧客は、クーポンや割引などが目当てです。
2回来店したのにもかかわらず来なくなる顧客は、美容室のメニューや技術、サービスなど何かに不満があり来なくなったと考えられます。
☆メニュー別のリピート率
カットやパーマ、カラー、ヘッドスパなどのメニュー別のリピート率も出してみましょう。
特定のメニューのリピート率が低い場合は、見直しが必要です。
価格設定が高い、技術力が低いなど美容室で改善できることはどんどんしていきましょう。
また、カラー剤やパーマ剤を変えてみたり炭酸シャンプーを全メニューにつけたりするなど、
価格を下げなくてもメニューの内容を充実させるやり方で再来店率をあげられる場合もあります。
失客するメニューに来店した合計の数をかければ、顧客が来なくなるきっかけになるメニューもわかります。
☆客層によるリピート率
客層からリピート率を割り出してみましょう。年代や男女の性別で再来店率を比べれば、
どの世代、性別の顧客が多いのかわかります。
美容室の雰囲気やイメージなどとつながる大切な情報です。
リピート率の高い客層を狙ったキャンペーンやクーポンなどで売り上げアップを狙ってもいいですね。
また、スタッフ別の再来店率も出したほうがいいでしょう。
ついているお客が少ないスタッフを見つけるためではなく、それぞれのスタッフでリピート率の高い客層やメニューがわかれば、
新規の顧客を誰に担当させると再来店につながりやすいのか見えてきます。
また、カラーやパーマなどスタッフの得意なメニューにリピーターが多いことがわかれば、その技術を店内で共有してスタッフ全員のスキルをあげることもできます。
☆まとめ
リピート率が低い美容室には、いくつかの共通点があります。
例えば、ターゲット層を絞ったはずなのにメニューや内装などどこかがターゲット層とずれてしまってると、
来店した顧客はなんとなく違和感を覚え、同じ美容室に次回も行こうという気持ちが薄れてしまいます。
また、初めて来店した顧客が満足して「次もここに来たい」と思うようなサービスが提供できていな場合には、
再来店したくなるよう、顧客の悩みや希望をしっかりヒアリングして、サービスではなく感動を与えるくらいの満足度を提供しなければいけません。
自分の美容室ではどのくらいの顧客が再来店してくれるのかを詳しく分析すると、
どのようなプロモーションを行えばリピーターが増えるのか、
ターゲットにするべき客層やキャンペーン、サービスの内容などが具体的にわかってくるのではないでしょうか。
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