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解説!保健所で行う開業手続きの流れとは?
いよいよ美容室開業となった場合、内装工事が終わればすぐ営業できると思ってしまいますが、実は開業するには保健所での手続きが必要です。
美容師は「髪」という体の一部を扱う業種で直接体に触れるため、衛生管理体制などが美容師法などで定められているのです。
今回は保健所での手続きの流れについてお話します!
☆事前相談
保健所での手続きにおいては、まず初めに事前相談をします。
美容室を開業するには、構造設備について数多くの細かい規定をクリアしなければならず、
工事が終わった後に保健所から改善してほしいと要請されると、直す作業に時間やお金がかかってしまいますので、注意が必要です。
そのためこのようなトラブルを防ぐために大切なポイントが3つあります。
1つ目は、開業場所を決める際、この場所に必要な設備を全て設置した場合に規定をクリアできるのかどうかを考えること、
2つ目は、内装工事業者は美容室の開業経験が豊富かどうかを基準として選ぶということです。
3つ目は、内装デザインが決まったら、工事に取り掛かる前に図面を持参して保健所へ行き、相談することです。
工事前であれば、保健所から改善の要請があっても簡単に応じられるので、必ず事前相談をしましょう。
なお、地域によって構造設備の規定に違いがあるので、必ず開業場所を管轄している保健所で相談するようにしてください。
☆書類提出と検査手数料の支払い
事前相談を終えて内装の工事をし開業の準備が整ったら、再び保健所へ行き、書類の提出と検査手数料の支払いをします。
書類の数が多いので、足りないものがないかを事前によく確認しましょう。
☆確認検査する日時の調整
書類を提出した後に、確認検査をする日時の調整を行います。
開業まで時間的な余裕を持つために、検査をしてほしい日の10日から14日前までには提出を済ませておくとよいでしょう。
☆確認検査
確認検査では保健所の職員が開設予定店舗に直接来て、構造設備の届出との間に相違がないか、規定が満たされているかを確認します。
検査にクリアすると、許可が下りて開業することができます。
確認済証が発行されるので、保健所から連絡があったら認印を持参して確認済証を受け取りに行きましょう。
☆まとめ
書類が多くて大変と思った方もいるかもしれませんが、時間をかけてしっかり準備すれば許可は下りるので安心してください。
なお、地域ごとに検査手数料などに違いがあるため、この記事だけでなく管轄の保健所のホームページも確認してください。
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