記事詳細
開業前に! 融資を通りやすくする3つのポイント!
美容室の開業を目指している美容師や経営者なら、融資を検討している人がほとんどではないでしょうか。
しかし初めての開業の場合、自分でも借りられるのかなど多くの悩みがあるものです。
そこで今回は、融資を受けやすくするためのポイントについてお話します。
☆勤務実績を積み重ねる
審査では開業する業界でのキャリアがどの程度あるのかを必ず確認されます。
美容室業界では当然技術が大切ですが、それ以外の経験も積み重ねておきましょう。
例えば、店長やマネージャーなどの管理職経験や美容室経営のノウハウがあるのかも、融資を行う側にとっては返済能力があるかどうかの重要な判断材料です。
☆延滞せず支払う
融資を受ける際、必ず個人の信用情報を確認されます。
例えば、日本政策金融公庫は政府が出資しているため、税金や公共料金の滞納があれば審査を通過するのは困難です。
また、各種ローンなどの借り入れについて、返済や滞納、債務整理の履歴(過去5年以内に破産などの債務整理を行なっている)など、
信用情報に問題がある場合も融資は受けられない可能性が高くなります。
開業資金の融資を検討しているなら、借り入れ金は滞納せずに支払いましょう。
☆自己資金を貯めておく
融資審査は、自己資金がどれくらいあるのかも判断材料です。
例えば、日本政策金融公庫の新創業融資制度では、前述したように融資額の10分の1以上の自己資金を条件にしている制度もあります。
民間の金融機関から融資を受ける際にも、口座残高など自己資金を確認されるのが一般的で、融資額の3分の1以上の自己資金が必要ともいわれています。
自己資金が少なく融資額を増やして開業した結果、月々の返済額が大きくなるのはリスクになります。
開業後の資金繰りに困らないためにも、できるだけ自己資金を貯めておきましょう。
☆まとめ
美容室開業直後に計画どおりの売上を達成することは簡単ではありません。
そのため新規開業時は融資を受けるなどして、3カ月程度は運転資金や生活費に困らない程度の資金確保が必要です。
また、自己資金の準備も重要です。自己資金が多ければ融資額を減らせるだけではなく、融資審査へ好影響をもたらします。
無理のないゆとりある美容室の開業を目指しましょう。
関連記事
-
2024.11.13
美容室経営のカギを握る 資金の種類について
美容室を経営していくために欠かせないのが資金です。 開業するためにも、毎月の経営をスムーズに行っていくためにもなくてはならないものと言えます。 美容室の経営を順調に維持するには、資金の種類や管理方法などを知っておくことが大切です。 今回は、美容室経営のための資金に関するポイントについてお話します。
続きを読む -
2024.09.25
美容室経営!税理士に依頼するメリットとは?
美容業界に特化した税理士事務所が増えたことで、依頼料がリーズナブルになり、個人事業主でも気軽に利用できるようになりました。 今回は税理士に業務を依頼することで得られるメリットを具体的に解説します。
続きを読む -
2024.04.05
解説!クラウドファンディングの流れとは?!
近年増え続ける美容室の中には、経営危機に追い込まれている美容室もあります。 そうした美容室がクラウドファンディングを通じて資金を集め経営を立て直しています。 実際にクラウドファンディングをやりたい場合はどうしたらいいでしょうか。 今回はプロジェクトを立ち上げるまでの流れを見ていきます。
続きを読む
新着記事
- 2024.11.20
赤字から脱却したい美容室ができること
続きを読む - 2024.11.13
美容室経営のカギを握る 資金の種類について
続きを読む - 2024.11.06
美容室が差別化を成功させるための方法とは?
続きを読む - 2024.10.29
美容師の独立!失敗する原因とは
続きを読む - 2024.10.23
インスタグラムで集客!効果と注意点とは
続きを読む
今月の人気記事
-
2023.07.12
美容室の開業!何にいくらかかる?
続きを読む
-
2023.11.15
美容室にオススメの助成金とは?
続きを読む
-
2023.03.08
美容室を開業したい!時期によって必要な準備とは?
続きを読む
-
2024.03.08
美容室の働き方改革!美容室の生産性を上げるには?
続きを読む
-
2024.03.15
平日の集客が驚くほどアップする具体策とは?!
続きを読む