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どうやって考える?美容室の料金設定
美容室の開業を検討している方の中には料金設定でお悩みの方も多いのではないでしょうか。
安い料金だからといって集客力があるわけではなく、お客様に「安いから品質があまり良くないのでは?」という考えをもたれることもあります。
今回は、どのように料金設定をするのかについてお話します!
☆コンセプトを決める
美容室といってもさまざまなサービス内容の違いがあり、それによって価格帯も違ってきます。
まず、どのような方向性でいくかコンセプトを決めましょう。
高級志向の店舗から地域に密着したリーズナブルな店舗まで、経営方針別に価格帯と特徴をまとめてみました。
自身の考えにあったコンセプトの料金設定やお店作りを目指していきましょう。
☆トータルビューティーハウス【価格帯: 中〜高価格】
高い技術をもった従業員が多く、一般的にはヘア、ネイル、エステなどが一度におこなえます。駅前に店舗を構えることがほとんどで、短時間で最高の施術を受けたいお客様が対象になります。
☆トレンド発信サロン【価格帯: 中〜高価格】
カリスマ美容師が在籍し、雑誌やモデルに取り上げられるようなトレンドの最先端をいく美容室です。
表参道などに店舗を構えているお店が多く価格帯も高めの設定です。
☆最先端の技術を取り入れているサロン【価格帯: 中〜高価格】
駅前などに多く競争が激しく、技術やサービス、教育に力をいれているサロンです。
落ち着いた雰囲気で納得のいく施術や接客を望むお客様が対象で、社会人や主婦層がターゲットです。
負けん気が強く向上心を持って仕事をしているスタッフが多いです。
☆ファミリー向けサロン【価格帯: 低〜中価格】
住宅街などに店舗を構え、小さいお子さんをお持ちのお客様が気軽に利用しやすい価格帯を設定している美容室です。
キッズスペースがあったりベビーカーが通れるように広めのお店だったり、駐車場が完備されていたりするのも特徴のひとつです。
美容師のわかりやすい提案や行き届いたサービスで、学生から年配のお客様まで多くの方に利用してもらいやすい特徴があります。
☆低価格を重視するサロン【価格帯: 低価格】
とにかく短時間で安く済ませたいお客様、長い時間座っていることが難しいお子さんにピッタリの低価格サロン。
主に、カット専門店やヘアカラー専門店などがあげられます。
内装から設備、施術内容までシンプルな分だけ安い価格設定が可能です。
お客様の回転率が高いので、駅ビルや商業施設の中に店舗を置くことがほとんどです。
☆まとめ
大型店のように低価格でも人数をさばいて売り上げを出している店舗なら可能かもしれませんが、
そうでないお店の場合はあまりに安い料金設定だと経営が困難になります。
回転率をあげようと奮闘して施術やサービスがおろそかになってしまうと、結果的にリピート率も上がらず経営がまわらなくなるでしょう。
逆に高い料金設定でもそれに見合ったサービス内容なら、お客様は満足して利用してくれます。
ですがそれには高い技術や接客が必要となり、不満をもたれた場合「こんなに払っているのに」と思われやすいので、
従業員側が高い意識を持って施術や接客をしなければいけません。
高い料金設定にしたい場合は、料金を支払う価値があるかどうかが基準になります。
価格設定をする際には、どの人を対象にするか、どんなコンセプトでやっていくかを明確にすることが重要です。
美容室の立地やターゲット層によっても変わってきますので、全体を考慮したうえで決めるようにしましょう。
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