記事詳細

美容師の独立!失敗する原因とは
美容室はコンビニの約5倍の店舗数があり、競争が非常に厳しい業界です。
その激しい競争の中で、美容師が独立開業しても、60%が1年以内に廃業、3年以内にはなんと90%が廃業すると言われています。
なぜ、これだけ多くの美容室が失敗してしまうのでしょうか?
今回は一般的な、資金不足、経営知識不足、物件選びに失敗しているなどの他にはどんな理由があるのかお話します。
☆求人や離職に関して定量的に判断できない
人口減少社会で店舗数だけが増え続けている日本の美容業界は、慢性的な人手不足が続いてます。
そしてこれは今後もより加速するでしょう。どこも人手が欲しい状況なのです。
その中で、求人や離職について定量的に判断や行動出来ない美容師さんは失敗してしまいます。
求人費については、投資回収の目線で設定してみるのもおすすめです。
例えば、スタイリスト1人採用するのに求人サイトで30万円かかったとします。
ではその30万を回収するのには入店してくれたスタイリストが、いくらぐらい何カ月売り上げてくれたら回収できるのでしょうか?
そういった目線で考えると、適切な費用を捻出できると思います。
また、離職についても、職場を辞める時は辞めるなりの理由があります。
人間関係なのか、給料なのか、やりがいなのか、なぜ辞めてしまったのかを深堀しましょう。
退職理由をデータとしてストックしておけば次の求人に活かせますし、次の離職を防げる可能性はあるので定量的に判断して行きましょう。
☆組織の構築が出来ない
組織造りの勉強をしていないために、独立して多店舗経営を目指すものの失敗してしまう人も多いです。
仲間を集めてオープンしたら、その仲間内で既に組織を造らないとならないですし、
2号店目を造るとなるとその2つの美容室の組織編制やユニット、人財の配置や給与体系はしっかり構築しないといけないでしょう。
3号店、4号店と増やして行くのであれば、尚更ですね。
世の中の美容室を見渡してみると、美容師じゃない人が経営している美容室の方がそういった組織の構築が上手な印象です。
恐らく、職人美容師じゃないからこそ『ヘアサロンビジネス』を客観的に見られるのではないでしょうか?
組織力の勉強をするには、自分より一歩先を進んでいる美容室オーナーに話を聞く方法がおすすめです。
2号店目の出店に悩んでいたら既に2店舗出店してる美容室。
3号店目に悩んでいたら既に3店舗出店している美容室と、自分よりも少し先に進んでいる所の仕組みを勉強しましょう!
関連記事
- 2025.06.11
美容室がインバウンド対策を行うメリットとは?
インバウンド(inbound)とは「入ってくる」「到着する」などの意味を持つ英単語ですが、日本では「訪日外国人旅行客」を指して使われるケースが一般的です。 そして、これらの訪日外国人旅行客を受け入れるための施策全般をインバウンド対策と呼びます。 近年、日本各地の観光地やさまざまな業種で、インバウンド対策を行う必要性が高まっています。 今回は、美容室がインバウンド対策を行うことにどのようなメリットがあるかについてお話しします。
続きを読む - 2025.05.14
【必読】販売戦略の基本とは?
販売戦略には、客数アップに関わるものと、単価アップに関わるものがあります。 お店の置かれている状況によって打つべき手は変わってきます。 今回は、効果的な販売戦略についてお話します。
続きを読む - 2025.02.12
開業時から青色申告を行うメリットとは?
美容室を新たにオープンしたばかりのオーナーにとって、まだ売上が十分に安定していない段階での確定申告は不安や疑問がつきものです。 しかし、売上が少ない開業初年度から確定申告をしっかり行うことで、経営基盤を整え、将来の安定経営につながると考えられます。 今回は青色申告のメリットついてお話します。
続きを読む
新着記事
2025.06.11
美容室がインバウンド対策を行うメリットとは?
続きを読む2025.06.04
雨の日限定サービスのメリットと宣伝方法とは?
続きを読む2025.05.28
LINE公式アカウントでの予約送信のやり方とは?
続きを読む2025.05.20
LINEで予約送信を活用するメリットとは?
続きを読む2025.05.14
【必読】販売戦略の基本とは?
続きを読む
今月の人気記事
-
2023.07.12
美容室の開業!何にいくらかかる?
続きを読む
-
2023.11.15
美容室にオススメの助成金とは?
続きを読む
-
2023.03.08
美容室を開業したい!時期によって必要な準備とは?
続きを読む
-
2025.04.08
LINE予約システムを導入するメリットとは?
続きを読む
-
2024.03.15
平日の集客が驚くほどアップする具体策とは?!
続きを読む