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造作譲渡のメリットと注意点とは? 2024.12.18

造作譲渡のメリットと注意点とは?

お店をいざ売却して閉めたいと思っても、どのように造作譲渡をすればよいのでしょうか。
今回は、造作譲渡のメリットと注意点について詳しく解説します。
美容室の譲渡を検討している方は、参考にしてみてくださいね。

☆造作譲渡のメリット

造作譲渡にはどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、3つのメリットを解説します。

メリット①コストダウンできる

通常、店舗物件を所有者に返すときには、原状回復費用がかかります。
しかし、造作譲渡の場合は退去のための工事が必要ないため、費用負担を抑えられます。

メリット②差額の利益が期待できる

買い手にとっては、設備や家具などを1から揃える必要がないため、造作譲渡は需要があります。
売却する店舗の需要が大きければ、さらに差額の利益が出る可能性が高まるでしょう。

メリット③閉業がスムーズに行える

移転のための工事がいらないため、譲渡相手に渡す期限ぎりぎりまで営業でき、閉店までの過程がスムーズです。

☆造作譲渡の注意点

メリットの多い造作譲渡ですが注意点もあります。

注意点①物件所有者・貸主の承諾が必要

前借主と新借主の間で造作譲渡を行う場合も、必ず物件所有者・貸主の承諾をとらなければなりません。
前借主は物件所有者・貸主に対して原状回復義務があります。これを新借主に引き継ぐことになるため、承諾が必要なのです。

注意点②原状回復と造作譲渡の境界線

どの部分を造作譲渡するのか、どの部分は原状回復するのかといった範囲と境界線を理解しておく必要があります。
特に、前借主と新借主が直接造作譲渡するのではなく、一度、物件所有者・貸主に返却する場合は原状回復を求められる場合があります。

注意点③リース品の確認

造作譲渡するもののなかにリース品がある場合は、そのリース契約も引き継がれます。
もし、リース品だと知らずに処分や売却してしまうと大変です。リース品がどれか、どのようなリース契約になっているかを確認しておきましょう。

注意点④不用品の処分費用負担

造作譲渡を行う造作物について、前借主も新借主も不要となる場合があります。
そういったとき、不用品の処分費用をどちらで負担するのかは決めておかなければトラブルのもとになりますので、必ず事前に話し合っておきましょう。

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