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店舗併用住宅の美容室を開業するときのローン
美容室を開業するときには自宅を一緒にしてしまえるのはメリットの一つです。
そのために新しく店舗併用住宅を手に入れようとすると大きなコストがかかりますが、ローンを利用することもできるのでうまく活用しましょう。
★原則的にローンが組めるのは住宅部分のみ
店舗併用住宅を購入する場合や新たに注文して建てる場合にはローンを利用することが可能です。
最もよく用いられるのは住宅ローンを利用する方法ですが、この場合には通常は店舗併用住宅の全体に対してローンの借り入れができません。
住宅ローンはあくまで居住用の建物に対して利用できるものであり、店舗併用住宅の場合には住宅部分のみがいくらに相当するかを計算して、
その部分についてだけローンを組めるのが原則となっています。
一般的には面積比率から住宅部分と店舗部分の比率を求めて、総額のうちの住宅部分に該当する割合について住宅ローンが適用可能です。
ただし、金融機関によって判断が異なる部分もあるのでよく相談する必要があります。
★金融機関や場合によっては店舗部分もローンが組める
金融機関による違いとして極端なときには店舗併用住宅であっても全額をローンにできる場合があります。
住宅ローンが適用できるかはケースバイケースですが、金融機関としても信頼できる相手であれば借り入れをしてもらって利子分で収益を得たいと考えるのはもっともなことでしょう。
店舗部分を事業ローンとして扱うことで全体をローンにする場合もある一方で、特に住宅部分に比べて店舗部分が狭い場合には目を瞑ってしまって全体を住宅ローンで扱ってもらえることもあります。
利子や借入期間を考慮すると住宅ローンにはメリットが大きいため、店舗併用住宅を手に入れるときにはいくつかの金融機関に相談してどのような扱いになるかを相談してみるのが賢明です。
★ローンの審査を通過するには
店舗併用住宅を手に入れるためにローンを利用するには審査を通過しなければなりません。
住宅ローンとして扱ってもらえるか事業ローンとして扱われるかによって審査基準も異なります。
独立を目指していて収入がなくなるという場合には住宅ローンを組むのは難しくなりがちです。
最低条件として他に借り入れがないことが求められるでしょう。
住宅ローンを既に組んでいたり、キャッシングなどをしていたりする場合には予め返済しておかなければなりません。
収入がなくなることが明確になってしまっていたとしても、開業する美容室の事業計画書がしっかりとしていて事業収入が見込めると判断されれば事業ローンとして借り入れができる可能性は高くなります。
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