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2017.08.18

美容院の開業に必要な費用

美容師として経験を積んでいくと、「自分で店を持ちたい！」という希望を持つ人もいるでしょう。

しかし独立にあたってはいろいろとお金が必要になりますから、自分には無理かも…と足踏みしてしまっている人もいるかもしれません。

そんな不安を解消するためにも、美容師にまつわるお金について知っておきましょう。

★開業するにあたっての準備費用

美容院を開業するためには、大きく分けて「初期費用」と開業直後の「運転資金」の2つが必要です。

開業してすぐに経営が安定して黒字になればいいですが、そうではない場合に運転資金がないとすぐに赤字になりお店をたたむことになってしまいます。

初期費用と同じくらい、運転資金は重要と言えるでしょう。

そして初めに必要な資金は店の規模や立地によって必要な額が大きく変わります。

また初期費用の内訳は敷金礼金などの物件取得費、内装工事費、専門機材費、通信費、そして広告費などです。

他にもスピーカーをつけたりウォーターサーバーを置いたり、自身のこだわりによって必要な金額も変わってきます。

どんな美容院にしたいか？という明確なビジョンがあれば、資金計画も立てやすいかもしれません。

★美容院のかかる費用について

十分な事業計画を立てていても、開業してすぐに思い通りの経営ができるわけではありません。

開業後に慌てないためにも、美容院を経営していくにあたって必要な費用について知っておきましょう。

まず毎月かかる固定費としては家賃、機材のリース料、そして内装工事費など設備投資費用の減価償却費が挙げられます。

これらは価格の変動がないので計算がしやすいでしょう。

そして変動費としては通信費、光熱費、広告宣伝費、人件費などがあります。

この中で最もウェイトを占めるのは人件費ですが、美容院の場合は売上の4割程度を人件費に充てるといいと言われています。

もちろんスタッフを雇わずに1人で経営するという人もいるでしょうが、それでも自身の給料は必要になるでしょうから、人件費のことは頭に入れておくべきではないでしょうか。

★美容院開業にもとづいてすること

美容院の開業というのは単に美容師として自分なりのサービスを提供するということだけではありません。

経営者として、どうやって利益を出していくのか？ということも考えなければなりません。

そのため独立を考えているのなら、美容師としてのスキルを磨くだけでなく、経営者としてのノウハウも学ばなければならないでしょう。

開業費用を準備するにあたっても、すべて自己資金でまかなえない場合には銀行や金融公庫の助けを借りることになりますが、これもただ申し込めばいいというものではありません。

きちんとした事業計画を立て、金融機関からの審査をパスしなければ融資を受けることはできません。

必要に応じて専門家にアドバイスを求めたり、自身で経営セミナーに参加したりといった努力も求められるでしょう。

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