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美容室の開業!自己資金ゼロでも開業できる?
「美容室を開業したいけれど、自己資金ゼロでもだいじょうぶ?」という人もいるのではないでしょうか。
自己資金ゼロでの開業は不可能ではありませんが、よほどの勝算がない限りはリスクがかなり高いことは覚悟しておきましょう。
今回は、自己資金ゼロでも開業できるのかについて具体的にお話します。
☆知っておきたい「自己資本比率」とは?
ビジネスを興すにあたっては、「自己資本比率」について知っておくことが重要です。
自己資金比率とは企業の財務の安全性をはかるための指標のことで、比率が高ければ高いほど安定した経営をおこなうことができます。
自己資本比率の計算方法についてご紹介します。
「自己資本比率=自己資本÷総資本(他人資本+自己資本)×100(%)」
が計算式です。 たとえば自己資本が500万円あり、他人資本が600万円だとすると、「500万円÷1,100万円×100%=45.4%」が自己資本比率ということになります。
日本政策金融公庫の「小企業の経営指標調査」によれば、美容室の自己資本比率が23.4%であれば「黒字かつ自己資本プラス企業平均」とみなされます。
平均値は−26.0%ですから、理想的な自己資本比率からは遠いというのが現実です。
ちなみに、調査対象数239のうちで「黒字かつ自己資本プラス企業数」の基準を満たしているのは101と、半分以下になっています。
☆自己資金の平均額はどれくらい?
資金調達額のなかで、自己資金が占める金額は全業種で266万円、美容業では268万円ですから、異業種間でも大差ないことがわかります。
自己資金以外の調達先は、金融機関が65.0%で670万円、親族は7.6%(78万円)です。
なおこの数字には、開業にあたって不動産を購入したケースは含まれていません。
☆自己資金ゼロでも開業はできる?
自己資金を充分に用意している場合と、自己資金がゼロの場合とでは負担がまったく違います。
自己資金がゼロだから開業が不可能というわけではないのですが、たとえ開業はできたとしても、安定した経営を続けていくのはかなり困難といえるでしょう。
開業はしたいけれど自己資金がないというのでしたら、開業を少し先に伸ばしても自己資金を調達しておくのが得策です。
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